先日ユトレヒトからちょっと離れた場所にあるオランダの老舗絵具ブランドOld Hollandの工場見学に行って来ました。普段絵画を見る機会はたくさんありますが、なかなか自身で絵具を使うことはないし、正直、絵具を作る工程ってどうなっているのだろうかなんて疑問に思うまでに至っておりませんでした。そんな中、色々調べていたらこの企画を見つけたので、面白い!と思って参加して来ました。

みなさんはこのブランドを耳にした事はありますか?ハッキリとした色合いを特徴とし、高品質でそれに見合った価格で販売されています。

工場見学は普段はオランダ語なんですがリクエスト次第で英語で対応をしてくれる事もあるみたいです。今回は勿論英語での案内をしてもらいました。

1664年から続く老舗絵具の工場に入ってびっくり、現在は約50カ国で販売をしているそうなんですが、工場はそれほど大きくなく、また働いている人の人数はなんと8人ばかりで、4人のチーム体制で作業をしているそう。また話を聞いているとここで働いている人は皆、勤続年数が長く、中には、15歳からずっと勤務している人も!どこの国も職人さんはそんな感じなのかな〜と思ってしまいました。

絵具を作る工程

それでは写真を見ながらどんな工程で製造を行っているのかを。

絵具の顔料はこういった石からできています。ちなみにこちらの石からできる絵具(Lapis Lazuli)は一番高価なもので1チューブ100ユーロ程だそう。

こちらがベースになる顔料ストックスペース。向かい側がラボラトリーとなっていました。ここにある顔料を混ぜ合せて新しい色をプロデュースするそう。さすがにラボラトリーは撮影NGでした。

顔料をオイルと混ぜ合わせ、絵具を作っていきます。

混ぜ合わせた絵具をこのトリプルロール機に流し込み、何度か絵具をロールして濃度などを調節していくそう。ロール部分に詰まった絵具も無駄なく取除きます。

絵具をアルミ製のチューブに詰めたら、機械でチューブを閉じる作業をします。

絵具の種類によっては実際の絵具を使って塗られたシートを元にしてラベルが作成されます。

ラベル貼りは手作業で1本ずつ丁寧に!この後はランダムに最終クオリティチェックが行われ、シッピングされるというフローになってます。

こんな感じでかなり手作り感がある工程でした。

ミュージアムと販売チャネル

2階には小さなミュージアム・展示ルームがあって、昔利用していた機械や色チャート、実際に販売されている製品が展示されています。

ただし販売はこちらのオフィスでは行っておらず、問屋のみが購入できるスキームとなっているそうです。こちらで直で販売できるケースの例外としては名の知れているアーティストには直接販売は行なっているみたいです。ちなみにこちらの絵具はオランダの王室でも使用されていたそう。なんだか納得です。

 

tokyoではこちらで購入できるみたいですね。他にもググるとオンライン販売している会社が出てくるので、興味のある方はぜひ調べて見てください!

公式webページはこちら

おわり!

オランダの老舗絵具ブランド:Old Hollandの工場見学へ