さてはて、前回、自身のやりたいことリストに入っていた「オランダ在住者現地人インタビュー」、やっと記念すべき第1回のゲストを迎えることができました!日本ではなかなか得ることのできない貴重な情報をインタビュー形式でまとめて見ました。

 

第1回のゲストはオランダ在住2年目、現地企業に勤めるJunkoさんに色々お話を伺いました。
Junkoさんは英語と日本語を使って現地企業(日系ではない)に勤めているのですが、特に留学などの経験はなく、旅行好きなどの趣味が高じて英語が話せるようになったそうです。また過去にはインドの工場で工場長をしたり、オランダの日系企業に応募してみたら受かってしまったりと、なかなか面白い経験をされている方です。そんな彼女にオランダに来るまでの経緯とどのような経緯で現在の現地企業で働くようになったのか、現地での生活の感想などをお聞きしました。

 

私:日本でのバックグラウンドを教えてください

 

Junkoさん(以下、J): 大学で経営学を学んだ後、日本で経済団体に広報として4年ほど勤務していました。仕事としては広報誌の取材調整や各企業の広報担当者の勉強会のコーディネートなどを行なっていました。また広報誌では小さい記事を担当して書いてました。これは書くことが好きなので楽しかったですね!ただ4年過ぎて部署を異動しなければならないとなったタイミングで次の就職先は特に決まってなかったんですが、退職しました。

 

私:なるほど、では退職後はどう過ごされていたんですか?

 

J:はい、新しい興味のあることをしたい!と漠然と語学留学かな〜とか思ってたんですが、語学留学だけでは先が見えなかったので、とりあえず、失業保険受取るためにハローワークへ通いだしました。そうしたら当時、東南アジア系の求人が結構あったんですよね。それで、応募したら受かってしまったんです(笑)

 

私:ええ〜っ!一体どこで何をする仕事だったんですか?

 

J:それが、インドでの工場長だったんです!先程言った語学留学も考えていたんですが先が見えなかったので、インドでも英語喋るし、インドでの就職の方が有利なのかなと思いまして。一石二鳥的な感覚で。

 

私:そうなんですね!インドでの仕事は勿論英語かと思うんですが、それまでに英語の勉強はされていたんですか?

 

J:特に海外留学などはしていなかったのですが、旅行が大好きで現地人と沢山話したり、旅先で出会った人とスカイプ交換してスカイプしたりして深い仲になって友達として接していました。あと、ランゲージエクスチェンジとかにも登録してましたね。ただこういう場合って何かしらお互いの事情があってなかなか続かない事もあるので、とにかく仲良くなっていろんな話をしてもらうようにしてました。あとは洋楽を聞いたり、洋画をよく見たりしていましたね。

 

私:なるほど!そしてインドに行って更にブラッシュアップされたという事ですね!ちょっとだけインドでの経験を話してもらえますか?

 

J:インドでは工場長としてピーク時は100人の従業員を抱えていて、日本人は私と社長の2人でした。なので最初の3ヶ月ぐらいは結構大変でしたね。でもインドでしか味わうことができないであろう色々な経験ができて「自分の考えを持つ」、「人に流されない」という思考を持つ事が大事と学びました。そこには1年いたので、色々な意味で忍耐力がつきました(笑)

 

私:インド、想像を超えてそうですもんね。それでそのあと日本に帰国して就活されたのでしょうか?

 

J:はい、でもインドで疲れ切っていたので、ちょっと休んでから、東京かヨーロッパに的を絞って毎日のように仕事をネットで探していました。自分がハイスペックではなかったので、とりあえず生活できるお給料がもらえればとハードルを低く設定して探していました。また大企業のサイトではなく、ヨーロッパでの仕事探しは海外に住んでいる日本人コミュニティの掲示板をよくチェックしていました。そうしたら、ドイツの掲示板にオランダ求人を見つけて、応募したら結構すぐに受かったんですよね。

 

私:また、すぐに受かったんですね!(笑)この時って日本人は労働許可がいらない時期だったんでしたっけ?

 

J:はい、労働許可がいならい時期に就職しました。そこで半年ほど働いて、退職することにしたんですが、次の就職先がまだ決まってなかったんです(笑)

 

私:ははは(笑)。でも今勤めている会社がその会社の次の就職先となるのですよね?

 

J:はい。仕事を辞めてしまって、アムステルダムで行われているJob Fairに行ったんですが、やっぱり日本語を生かせる需要が全くない、どうしよう。。と思っていたら、とある現地の旅行関係の会社が日本人を募集していたので、そこに履歴書を送ったら面接することになったんです!

 

私:面接までの経緯を教えてください。

 

J:まずは電話面接でした。そこでは詳しい条件などを説明されて、「Group Assessmentがあるからくる?」と言われたので勿論「YES」と答えました。この電話面接ではどうやら英語力があるかどうか確認していたみたいです。そして当日会場に行ったら、私は日本人だけかと思っていたんですが、12-3人程の面接者は全員外国人だったんです。

 

私:面接では何をされたんでしょうか?

 

J:英語、日本語の両方で筆記テストがありました。ただし、英語は中学レベルだったかと思います。また、あとは日本語担当者でもネイティブではない人がいるので、電話での日本語の応答のテストがありました。それでそのあと、部署の上司と面談がありました。希望動機を聞かれたり、将来のキャリアについて聞かれました。ただこれはビジネス英語ちゃんと話せているのか分からなかったので結構緊張しました。

 

私:1日でいくつものテストを経て無事に就職できたという事ですね。

 

J:はい、でも他に一緒に受けた応募者は面談後すぐに連絡が来ていたのに、自分には連絡がきていなかったので、担当者に連絡をしました。そうしたら、「ビザがちゃんと働けるビザ」なのかをチェックしていると言われて、ちょっと時間がかかりましたが、無事就職する事となりました。それで、入社1ヶ月間、トレイニングと2回のテストを経て、契約社員として働いた後、現在はパーマネント社員として勤務しています。

 

私:おめでとうございます!ビザはどのように更新されたのか教えていただけますか?

 

J:ビザは日本人も就労ビザが必要となった時点で、自分のレベルではHigh Skilled Visaは申請できないのでオランダ人のパートナーがいたので、パートナービザに切り替えました。

 

私:なるほど!就職されている会社は大手会社でインターナショナルな雰囲気が漂っているかと思いますが、実際に働いてみてどんな感じなのでしょうか?

 

J:皆違うバックグランドなので、違いを受け入れるのが当たり前となっているし、上下関係もなく、フランクな感じなので自身の意見も言いやすく、とても働きやすい環境だと思っています。勿論チームプレイもしますが、個人主義で、他の人の事はあまり気にしない感じですね。あと大手企業なので自身の仕事に関して、大体のフローが決まっているのでスムーズにこなす事ができているかと思います。また休みもしっかり年間26日とあるし、定時には帰れるのでとても働き易いですね。

 

私:日本で働くのとは大分違いがありますね。お休みの日はどんな風に過ごされているのでしょうか?

 

J:会社勤だけでなく、自分の時間が持てるので、最近、現地在住日本人向けの雑誌の編集を手伝うようになりました。雑誌のミーティングや取材、またデザインにも挑戦しているので、そこに時間が費やせるのが嬉しいです。ここでもっと色々な人と会って、将来は何らかの形で色々と記事を書いてみたいなと思ってます。特にオランダでの産学連携のケースに興味があるのでいつか取材してみたいと思っています。

 

私:オランダの素晴らしさを伝えていってほしいです!いつも挑戦されているJunkoさんからオランダ移住に興味ある方にメッセージを!

 

J:異国に住んでいるので言葉の面での壁を感じたり(オランダコミュニティに入って行きづらいなど)、天気がどんよりしている時が多いなど短所もありますが、働く事だけではなく、自分の時間が持てる生活ができたり、男女平等であったりと暮らしやすい環境が整っているかと思います。実際、私はオランダに来て良い事ばかり起こっているので、移住を考えている方などもまずは何かしら挑戦してみてはいかがでしょうか?失敗しても何も問題ないと思っているし、私も実際、「挑戦を引き止める何かの理由」がいっぱいあったれど1歩引いて考えてみると大したことないと思って挑戦して今に至ってます。
オランダ在住者インタビュー①:働きながら自分の時間も!挑戦し続けて心地よい暮らしを楽しむ